<序章>

 

「隊長! 国王陛下がお呼びです。謁見の間においで下さい」

「・・・分かった」

補佐官の言葉に振り向くこともなく、けだるい声で返事をした『隊長』は、まだ十六歳の少年であった。

たった今、国内の反乱軍と一戦交えてきたばかりで疲労が激しい。体にまとわりつく鎧を無造作に脱ぎ捨て、溜め息をついた。

 

このリオール大陸には、巨大な砂漠を囲む形で北から時計回りにマイヤ、エントルス、ヴァレン、ラウォ、フォングという

五つの勢力が「国家」として存在している。

今から二十年前に勃発した大規模な大陸戦争で、五つの国は四年間に渡り領土を求めて容赦なく争った。

各国は極限まで戦力を削り合い、最後はどの国も勝利を得ることのないまま疲弊して終戦するという形になった。

それから十六年が経過する現在に至るまで、いずれの国同士も国交が無い。

 

まだ高度な機械や動力源が開発されていないため、人々の移動は徒歩か馬が基本であり、軍事力の主流といえば

騎馬兵という世界である。そんな中で一番の武力を誇る王国・ラウォの騎士隊長は、この少年が務めていた。

 

名をシフ・ギルフォードという。

クセの強い紫の髪に、この世界では珍しい黄金色の瞳が印象的である。身の丈は一七〇センチほどか・・・

やや低めだが、引き締まった筋肉で形作られた身体はしなやかである。

大きな特徴として、左頬を横切るように大きな傷がある。

以前部下を庇ってついたもので、痕が消えずに残ってしまった。

 

幼い時に両親を亡くし天涯孤独となったが、その頃から剣の素質をうたわれ養成所に所属し、史上類を見ない、

十五歳という若さで騎士隊長に就任。

これは軍事国家かつ絶対王政のラウォにおいては国王の次に高い権限を持つ位置付けとなる。

『死神の騎士団』と呼ばれ、恐れられる所以である漆黒の鎧に身を包み、彼は国王陛下バルの元で日夜、

血生臭い戦いに励んでいた。

 

「陛下、失礼します」

シフの若々しく鋭い瞳。国王は、進み出た少年を見て顔をほころばせた。

最大の武力国家の頂点に立つ国王、バルは年齢こそ五十を超え初老に達したものの、若い頃より文武両道を極めた

その肉体と眼光は威圧に満ち、しかし仕草や口調は非常に洗練されている。

玉座にゆったりと身を預け、片手に持ったグラスを揺らしながら口を開く。

「シフよ、今回も見事な働きぶりであった。お前に任せておけば、百戦百勝は間違いない」

「お褒めにあずかり光栄です」

バルはニヤリと笑うと、血のような色の葡萄酒を一口飲む。

「くくく・・・あやつら、このワシに謀反を起こすなど馬鹿げたことをやったものだ。いずれは他の四国家も落とし、

この大陸全土をラウォの名のもとに震え上がらせる日も遠くはない。

なに、どの国も・・・かの戦争で疲弊しきったままの死に損ないどもだ・・・容易いことよ。実に楽しみだ・・・

なぁシフよ。お前も、そう思わんか」

「・・・・・・」

シフは返事の代わりに会釈だけをよこすと、御前を後にした。

同時に、玉座の後方から国王側近の女性が現れる。

「陛下、良いのでございますか? シフは子供といえども、剣ではラウォで右に出る者はおりません。内心では

何を思っているのか、陛下を見る目は、まるで燃え上がる炎のようです」

女性の言葉にバルは一瞬遠い目をしたが、すぐに冷笑を作った。

「ふん・・・知れたことを。あやつの反発心は目に見えておるわ。今回の謀反軍の鎮圧にしても、

ワシは反逆者全員を処刑しろと命じたのに、あやつは捕虜として投獄しているそうだ」

それを聞いた女性は眉をひそめる。

「そうであれば、尚のこと配慮されては・・・」

「いや、絶対にあの小僧はワシの着けた首輪を外すことは出来ぬ。そう、アレがおる限りはな」

国王は、冷え冷えとした笑顔をグラスに映した。

 

☆                    

 

「メルビア」

「来てくれたのねシフ。おかえりなさい。今日も無事で良かった」

ラウォ城の地下に造られた暗い独房。シフは、そこに閉じ込められた一人の少女に僅かな食事を与えに来た。

「大丈夫か、ろくに食いもん貰ってねぇんだろ」

「今朝はパンとお水を貰ったわ・・・平気よ」

笑顔を作ってみせる少女の頬を、シフは太い鉄格子越しに撫でる。

「メルビア・・・俺が、必ず助け出してやるからな。絶対に。それまで我慢してくれ」

 

このメルビアという少女は、国王バルの一人娘である。バルは、シフと幼馴染の自分の娘を地下に監禁している。

つまり、彼女を人質にシフを利用しているのだ。

ラウォは、今や力に全てを委ねた強欲な国である。中でもシフ率いる騎士団は、他国家の住人たちからは

殺人鬼の集団として恐れられていることは前に触れた。

他ならぬシフとて本意ではないが、その剣にかけた命の数は数え切れない。そんな国を抜けられないのは、

その行動がメルビアの命を代償としてしまうせいであった。

 

一日に粗末な食事を一度。古い毛布が敷かれただけで、蝋燭すら与えられない地下牢。彼女は十五という歳には

そぐわない痩せ方で、日に日に衰えている。

こうして、見張りの目を盗んでシフが会いに来なければ、精神をおかしくしても不思議ではない。

本来、とても美しく元気一杯だった少女である。幼い頃は、シフと共に野原を駆け回って遊んだ。

一国の王女として大切に育てられていたのに、シフが騎士隊長に就任すると同時に、父である国王に幽閉されたのだ。

シフという稀なる天才を手元に置き、戦をするごとに勝利を得る。果てしない欲望は、ここまで人を変えてしまうのか。

逆らうこともかなわないシフは、こうして密かに地下へ通い、彼女を励ますことしか出来ない。

 

「お父様は相変わらずなの?」

それは、必ずメルビアが投げかける問いであった。

「ああ・・・」

シフも、いつもと同じ返答をする。

 

メルビアが少しでも動くと、体に装着された太い鎖が軋んだ音を立てる。そして、その先端には重い鉄球。

彼女の自慢であった長く豊かな若草色の髪の毛は、今や栄養の欠如により艶と芯を失い、ぱらぱらと額に落ちて影を作る。

シフは、会う度に彼女を直視するのが辛くなってゆく。

食事を満足に与えずメルビアを衰えさせるのも、シフを操るためのバルの計略の一つなのである。

 

「お父様の求めるもの・・・私には全く理解できないわ。平和が一番いいのに。幸せの中で、新たな命が生まれ続けてゆく、

そんな世界が実現すればいいのにね」

「・・・ああ」

彼女の命を盾に取られているからとはいえ、他人の命を散らせているシフにとっては複雑な言葉である。

「・・・俺、そろそろ行くよ。バレたらタダじゃ済まないからな。でも、明日も来るぜ」

「うん、ありがとう。シフ・・・・・・さよなら」

ふとシフは何かに違和感を覚えて振り返るが、メルビアがいつものように、鉄格子の向こうから力ない笑顔で

見送ってくれていた。

間もなく巡回の兵士が来る時間である。シフはメルビアに右手を振ると、地下牢から城内に続く階段を一気に駆け上がった。

兵士たちの目を避けつつ、自分の部屋へ戻る。

(メルビア・・・ごめん・・・・・・)

一人になると、先程までの彼女の儚い顔が蘇る。シフはぎゅっと唇を噛み、ベッドに転がった。

 

明日はシフの十七回目の誕生日である。例年通り、城では盛大なパーティが開かれることになっていた。

シフは幾度も寝返りをうつ。

頭の中にある、非常に大胆で危険な作戦を実行すべきか、迷っていた。

昨年の十六歳の誕生パーティの際に思いつき、一年間頭の中でくり返しイメージしてきたこと。

もし失敗しようものなら、自分もメルビアも死刑は確実。

しかし・・・

(もう、やるしかない・・・)

そう心の中で呟いた瞬間、急激に興奮と不安が襲い掛かり、結局その夜は一睡も出来なかった。

 

           ☆

 

きらびやかなシャンデリアの下は、沢山の人で賑わっている。それは皆正装し、中央奥の玉座に座る国王に一礼した後、

今日の主役・シフの席へ行く。

「シフ様、お誕生日おめでとうございます! あなた様がこの世に生を受けたことに、心よりお喜びを申し上げます」

「ああ、有難う」

朝からこのような調子で数え切れないほど挨拶を受け、返事をしている。

 

シフの誕生パーティはラウォ城の大広間で行われている。

ラウォ軍の象徴である漆黒の鎧に身を包み、半ば緊張した面持ちのシフ。

ラウォに住む市民の一部も、今日に限っては城内に入ることを許可されている。なにせ、我が国における天才騎士の

晴れがましい一日だ。めいめい、まるで神でも崇めるかのようにシフに恭しく頭を下げる。

テーブルには巨大なケーキと花、国でも随一の腕と言われるピアニストが美しい調べを奏でている。

全体としては去年のパーティと大して変わらない。

ただ一つ違うといえば、シフの穏やかならぬ胸の内だけだ。

 

頃合いを見計らうと、ついに作戦を決行する。客の挨拶が途切れた時、彼は玉座へと向かい床に片膝をつく。

「陛下、今年もこのような晴れやかな場を設けて下さったお礼に、ここで皆様へ私の剣舞をご覧に入れたいのですが」

「おお、そうだな、シフよ。お前の舞はことのほか美しい。

ぜひ来賓の者をはじめ、ワシにも披露してくれ」

とたんに、拍手と歓声がわき起こる。

酒のせいもあってか、国王も心なしか顔が緩んでいる。

シフは平然と一礼すると、準備をして参りますと言って大広間を離れた。

 

剣は、最初から置いてくる手筈だったのだ。

その足で機密物の保管室に向かう。

(よし、思った通りだ。こっち側の警備は手薄になってやがる)

冷や汗の流れる顔に、薄く笑みが浮かんだ。

普段は複数人配置している見張りも、今日に限っては一人しか居なかった。

 

「よ、御苦労さん」

「隊長!? まだパーティの途中ではないのですか?」

シフは今日ここに見張りとして立つ人物が誰なのかも、あらかじめ調べていた。まだ若いこの兵士は、

シフの直属の部下に当たる。

「陛下の御命令で剣舞を披露することになったんだ。部屋に剣を取りに。あと、こんな重い鎧を着けていたら

満足に舞えないから着替えもするんだよ」

不思議と、この状況下でも舌はよく動いた。

「その前に部屋の鍵を借りたいから、すまないが入れてもらえないか。許可もいただいてきたから」

シフを尊敬しきっているこの兵士は、その言葉をあっさり信じて扉の前を離れる。

「そうですか、どうぞ」

「ああ、ありがとう」

 

ひやりとした空気が、なぜか重い。

薄暗い部屋の中に誰もいないのを確認し、そっと息を吐く。

・・・一人だ。

 

何度も唾を飲み下しながら、機密物の中でも特に厳重に保管されている金庫を開ける。

そこには、沢山の鍵が入っている。ただでさえ広い城内だ。比例して、必要な鍵の数も増える。

しかし、シフが狙っていたのは財宝を積んだ部屋の豪華な鍵でもなく、あらゆる歴史的価値のある古文書を

納めた部屋の優美な鍵でもなく、一番粗末な、少々錆ついた鍵であった。

掴んだ瞬間、言い表せないほどの興奮が胸に去来した。

これさえあれば、地下牢を開けられる。震える手で元の通りに金庫を閉め、部屋を出る。

「隊長の剣舞が拝見できないのが残念です」

そう言う兵士を背に、シフは自分の部屋へ向かう。

心拍数は、もはや通常の数倍とも思えるほど凄まじい。部屋で鎧を外し、手早く剣とありったけの金を懐に入れ、

それを覆い隠すようにマントに身を包むと、再び廊下に出る。

次に向かうのは、華やかに賑わう大広間ではなく、陽の当たらない地下だ。

 

歩き慣れた城内の廊下も、今日はやけに長く感じる。緊張の高まりから来る吐き気を堪え、ひたすら走る。

ようやく着いた地下牢へ続く階段の前。また見張りが一人。

(・・・行くか)

躊躇っている時間はない。シフは無言でその身を現す。

「き、騎士隊長!? こんな所で何をし・・・ぐあッ!」

言い終わる前に、彼はシフの繰り出した剣の柄で、喉輪をしたたかに突かれて気絶した。

「悪い・・・」

 

そして、とうとうメルビアの牢の前に辿り着く。

「メルビア、俺だ!」

暗くてよく見えない。返事もない。

「寝てんのか? 迎えに来たぞ!」

乱暴に、鍵をこじ開けた。

「今すぐ一緒に・・・・・ッ!?」

シフは言葉を詰まらせた。

数秒、何が起きているのか全く理解が出来ずに凍りついたが、やがてわなわなとその身体が震え出す。

 

彼が見たものは、舌を噛み切って命絶えた、メルビアその人だったのだ。

 

「め・・・メルビアッ! メル!!」

思わず、その信じられないほど軽くなった細い体を抱え上げる。

「お前・・・何てことしやがったんだ! 俺がせっかくこうして・・・メルビア・・・」

整理のつかない頭の中に、ふいに彼女の最後の言葉がよぎる。

 

 

『シフ・・・・・・さよなら』

 

 

「さよならって・・・さよならって言ったのか・・・お前」

なぜ気が付かなかったのか。メルビアがいつも言っていた、

『またね』

で締められた別れの挨拶ではなかった。

感じた違和感は、まさしくそれであったのに。

シフの黄金の瞳から滝のように流れ落ちる涙は、青白い彼女の顔を歪んで見せる。

腕の中のメルビアは、冷たく、硬く、辺りは、闇。

 

「俺・・・どうしたらいいんだよ・・・俺は一体、何のためにここまで・・・」

力いっぱいに、彼女を抱きしめた。やっと、こんなに間近にメルビアが居る。

 

なのに、抜けがらだった。

 

          ☆

 

どれほどの時間、メルビアを見つめていただろう。

長かったのか短かったのか、彼には分からない。

分かるのは、彼女がこの世から居なくなったという悲壮な現実、ただそれだけだ。

 

(メルビア、待ってろよ・・・)

シフは、剣を抜いて切っ先を自分の喉に突き付ける。

彼は本気で死を望んでいた。

しかし、その腕に力を入れようとする直前、メルビアの倒れていた床に何かが置かれているのに気付いた。

「・・・?」

手紙だ。古い紙切れに、自分の血でしたためたらしい。

 

【親愛なるシフへ

 

  お誕生日おめでとう。

私のせいであなたが自由になれないのは辛いから、

お別れします。

  欲に負けてしまった父に束縛されずに、どうか昔

私に語ってくれた夢を叶えてください。

 

               聖騎士の花嫁 メルビア】

 

 

 

「聖・・・騎士・・・? お前、あんな約束・・・まだ・・・」

 

それは、遠い記憶。

十歳にも満たないだろうか。まだ幼い少年と少女は、優しく木漏れ日が射し込む大樹の下に居た。

城からしばらく歩いた小高い丘のその場所は、二人のいつもの遊び場であった。

その人は、絵本を握って自分に笑いかけている。

「ねぇシフ、聖騎士さまのお話、かっこよかったよね」

「そうだろ!? 俺も、将来は聖騎士になるんだぜ!」

「え、ほんとなの? なれるの?」

メルビアは、大きな瞳を輝かせた。

「やっぱ、ただの騎士で終わっても面白くねぇもん。目指すは、世界にただ一人の騎士の頂点、聖騎士だ!」

シフは生意気そうな瞳を細めて、へへっと笑ってみせる。

「すごーい。それじゃ、その聖騎士さまになったら、私をお嫁さんにしてくれる?」

「ああ・・・いいぜ! 俺がいっぱい修行して、まずはメルビアの父さんの兵隊になる。そしていっぱい手柄を立てて、

大人になったらお前と結婚する。約束な」

「忘れちゃイヤだよ?」

豊かな若草色の髪の毛をふわふわと風になびかせ、メルビアは少しはにかんだ仕草でシフの瞳を見つめる。

「ばーか、忘れるもんか」

シフはきっぱりと言い放つ。

「えへへ、じゃ、誓いの指きり、ね」

小さな小指同士が、しっかりと絡み合った。

 

 

「あんな昔のこと・・・とっくにお前の方が忘れてると思ってたのに・・・」

シフは涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔を緩め、メルビアの冷たい頬をそっと撫でる。

腕に抱いた人は、もう何の返事もよこさないけれど。

 

「俺、あの頃からずっと・・・お前だけが好きだった」

その時、メルビアの胸あたりから赤くて丸い光が浮かび上がった。

「・・・なっ!?」

それはシフの傍を遊泳するかのようにフワフワと移動し、深遠な闇の中で、そこだけを煌々と照らし出した。

(何だ・・・これ)

突然、その握りこぶし大の光はぴたりと動きを止めたかと思うと、一瞬ぎゅっと凝縮し、ぱっと弾ける。

「わっ・・・・・・!」

一面キラキラと赤い光を浴び、目を開けられないほどだ。独房の中は、不思議なあたたかさと安らぎに満ちていた。

(これは・・・メルビアなのか?)

瞼を閉じていても感じる光がようやく和らぎ、シフはそっと目を開ける。そこは光も何もない、元の闇の中であった。

ふいに、自分の腕が軽いことに気付いた。

 

メルビアが、消えていた。

 

しかし、シフは驚かなかった。あとで考えると自分でも理由が分からないが、何故か、その不可解な事実に

納得していたのである。

 

ついさっきまで死を決意していた冷たい心が、強い熱を帯び、更には言い表せない感情と共に騒ぎ出しているのを、

シフは感じていた。

 

「メルビア、俺に生きろって言ったのか・・・。お前を追いかけようとした俺を、止めてくれたんだな・・・」

ゆっくりと立ち上がり、今まで感じていた彼女の重みをしっかり思い出す。

 

「俺、行くよ。聖騎士に・・・なれるか分からないけれど・・・いや、なってやる。なってみせる。だから、見ていてくれ」

 

シフは走り出した。この先に何があるのかは分からない。

しかし、命を絶ってまで自分を解放してくれた人のために、まずはこの「死の国」を出なければならない。

その大きな決意と共に、運命の長い旅への一歩を踏み出していった。

 

           ☆

 

幼い頃から武術の訓練に明け暮れていたシフには知る由もないことだが、リオール大陸の語り部たちの間でも、

もう知っている者は数少ない、古い予言詩の一節がある。

 闇ニ浮カブ 赤イ魂 我 目覚メノ時 

金色(コンジキ)ノ騎士ニ ナラントアラバ・・・



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